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葉月の第二の場所

感想とかメッセージはマシュマロによろしくです質問箱でもよかったり

(本編)チュリグの七夕、サクチュアリの七夕

 

 

 

「あれ、ヴァニタス君また来たの?」

 

 

夜は危険だそうなので夕刻に行くと緑色の短冊を持ったチュリグ王がいました

 

 

「風習の場合毎年他国に出かけては最高権力者に取材をしているのですこちらは王も自らやられるのですね」

 

 

それを聞くと当然だとばかりにチュリグ王は首を傾げて笑っている

 

 

「上着は着られないので?」

 

 

「半袖でも暑い!」

 

 

「そうですかところでこちらの七夕にはお話などあるので?」

 

 

「お話?チュリグにはないなぁサクチュアリにはあるみたいだけど」

 

 

次の目的地が決定され大きな笹を見ると全体的に緑の目立つ五色の短冊が付けられています

 

 

「緑のはハサマとグリムちゃんとか側近の子赤いのはナツメちゃんとか過激派の子他は穏やかな子といった感じだよーまあ自分の好きな色選んでたりもするんだけどねクロマちゃんとか!」

 

 

色こそ違うものの平和平穏無事安泰安心安全安息安寧……似たような言葉が並べられており王の短冊には平和と書かれていました

 

 

「願い事は共通しているのですね」

 

 

「どっちかといえば目標だね!終わったら葉っぱは食べ物に包んだりするよ!残りは切ってなんかに使う!」

 

 

「ところでサクチュアリ直行コース行っちゃう?」

 

 

「はい」

 

 

束の間の浮遊感と落下の直前人影が増えていましたああ側近の方でしたかこれはどうもありがとうございます

 

 

「行った?」

 

 

「行きましたね」

 

 

「最後まで無表情だったなぁ」

 

 

「そうですか」

 

 

「今の言い方ヴァニタス君と似てたーあいたたた」

 

 

 

 

五転接地転回法は護身術と合わせて訓練させていただきましたがどうやら足を捻ったようです不覚屋内なのが幸いしました

 

 

「おや、何方か落ちてきました。」

 

 

「大丈夫ですか?担架担架……」

 

 

「…………………………車椅子でもいいですかね?私のでよければですが」

 

 

加えて最高権力者とも会えました確か教皇でしたね

 

 

「いえお気遣いありがとうございます教皇私は歴史を研究している者です今回は風習ですが」

 

 

 足に痛みが感じられますが立ち上がり歩くことは可能です

 

 

「いえいえこちらこそ何か聞きたいことはありますか?」

 

 

 「こちらの七夕に伝承の類はありますか?」

 

 

「ありますよ話しましょうか?」

 

 

「お願いします」

 

 

正座をして聞くことにした

 

 

「あるところに編み物の得意な女の子と動物のお世話が得意な男の子がおりまして仮にあみちゃんとまきくんと名付けておきましょうか」

 

 

「その二人は幼馴染で交際をしていたんですけど些細なことで喧嘩をしてしまい別々のところへ行ってしまったんですよ」

 

 

「大人になった時テレビの報道で住んでいたところが荒れてしまっているのを知りそこの復興支援に訪れて偶然にも再会します」

 

 

「あみちゃんとまきくんは仲直りに結婚をしその生涯と特技を支援活動に捧げた後認められ毎年結婚した日に皆をお空から見守る存在になりそれ以外はゆっくりと休んでいるんだとか」

 

 

「というお話なのですがどうでした?」

 

 

「黄の鳥を名に持つ方が監修したのですか?」

 

 

「お話をしたことならありますよ。楽しい一時を過ごせました。」

 

 

「そうですかところで教皇の短冊はどのようなことが書かれているので?」

 

 

「楽しく過ごしたいですかね。各家庭ごとに設置されていると思いますが事前に拒否した方のところへは置きません」

 

 

「……………全体か個かといったところですか」

 

 

「どうかされました?」

 

 

独り言が出ていたようなので何でもありませんと返すと

 

 

もう遅いからと泊まるのを勧められその通りに宿へ向かうことにしました