水陸両用アルファと狂信者とお狐さん

愛しの我が神とかけがえのない娘がいない!!何処に!!??これはまさか奴等による策略許すまじ

「イグナーツ様!!毎回毎回いい加減にして下さい!ご主人と稲荷は完璧に脱出したのでここまで追ってきませんから!!」

前方に不審な挙動を見せている軍人の方がいます。

抑えて下さっている人がいるとはいえこれはもう“腕“を出した方がいいのではないでしょうか?

 僕はライフセーバーのアルファですがこのままでは遭遇した方々が巻き込まれかねないので覚悟を決めないと

 「すみませんそこの方!!この辺を白無垢の女の精霊かロリータ服に羽が生えた小さな女の子が通ったりしませんでしたか!?」

「どうぶつがしゃべっ」

「確かに稲荷は狐ですけど!!何故そんなにびっくりするのですか!!」

狐さんは不審な軍人の首から僕の首に移りました。

金属なのでよくわかりませんが多分これがもふもふというものなのでしょう。

「ところでそちらの軍人はいつもあんな感じなのでしょうか?」

「…………………はい。あれでまだ良い方です。後あの格好は本人の趣味なようですので軍人ではありませんね。」

「軍人ではないとしたら何なのです?」

「……………信者といったところですかね………」

「………何の信者でしょうか?ここのではなさそうですが………」

「白無垢の精霊もといイグナーツ様の妻の信者ですね…………」

「………………………………………イグナーツというのはその方の名前で?」

「あ、はい。稲荷は稲荷といいます。」

「そうなのですか。僕は鋼水瀬といいます。」

「イグナーツさんはイグナーツさんでしょうか。そしてコミュニケーションは通じますか?」

「フェリックスという名も続けてあります。コミュニケーションについては……………ちょっと無理そうですね…………」

「………でしょうね……もしも通じるなら」

「神!!愛しの我が神と我が娘よ!!何処にいる!?奴等に捕まっているなら今すぐにでも行こうではないか!!」

「「あの大変物騒な独り言をやめていますからね」」

「これ早く見つけないと明らかに危険ですよね?」

「そうですね。防音の機能も有している結界で囲んでおきました。その間に目撃者の方とか本人をですね……」

「連絡を出来る限り取ってみます。関連情報が少しでもあるといいのですが…………」

「申し訳ありませんが宜しくお願いしますね………これ抵抗されたら面倒事になるので………」

 

 

 

 

「……………あーまた手袋焦げ始めてます……熱耐性結構あるんですけどねあれ……」

 

「本当、相変わらずの“下手さ“ですね…………案の定抵抗してますし……今回はどれだけ持ちますかね?」