長田さんのキャラ借りss

「………あの子は迷子か何かかな?」

偶然ハサマ王は道のど真ん中でキョロキョロしているサターニアを見つけた

遠目からなのでよくわからないが女性で広場恐怖症なのだろうか?

行き交う人々に恐怖を抱くようで周りは戸惑い声をかけることも出来ないようだ

どうしようかなと思っていると側に立っていたグリムがサターニアの元に転移した

念の為ハサマ王もサターニアの元に移動した

実はそのサターニア、以前ドレスタニアで献血活動を行い

散歩中のハサマ王に血液パックを渡されたのだがもう両者とも覚えていないようだ

「名前は?」

「……リーリス、です」

「付き添いはいますか?」

「いま、せん」

「旅行かな?」

「血液パック、たくさんあると聞いて」

「何に使用するので?」

「飲みます」

「グリムちゃんちょっと持ってきてー」

ハサマ王が声をかけるとグリムはすぐに姿を消し四個ほど山積みで持ってきた

「………ごめんね、他の旅行の子とか困っちゃってるからこれ貰ったら帰って欲しいなぁ」

ハサマ王は申し訳なさそうな表情でそれをリーリスに渡すと

彼女は顔を赤く染め長く頬擦りをすると慌てて霧と化し消えてしまった

また来てくれるかなと思いながら珍しく影のある表情でそれを見送った