放課後の教室にて 学園PFCS

「ハサマっちー!ユーミン達とカラオケ行こー!」

放課後

グループのリーダーユーミンちゃんが出かけの誘いに来た

「今日はのんびりしていたい」と断りを入れると

いつも通り不満を一つも露わにすることもなく

他の子達を連れて楽しく会話をしながら教室から出て行った

ああいう子達を見ているだけでも毎日楽しんでるなと微笑ましく思う

電気を消しカーテンを開けると窓ガラス越しに綺麗な夕焼けが広がっている

「何を話そうか」と声を掛けると黒く染まって夕焼けは見えなくなった

『他の教室の奴等の話でも聞かせてやろうか?』

そしてノイズがかった返事がかえってきた

他愛のない会話をしながら初めて会ったときのことを思い出す

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確か何カ月か前テストで赤点を取り一対一の補習中

担任が別の用事で退室した時に突如として現れ話しかけてきた

あまりに驚き過ぎて相槌を打つことしか出来なく

その後は放心して強制的に帰ることになった

まああれから勉強しまくって赤点をとることはなくなったけどね

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話していると誰か来たのを察知したのか黒靄は消えた

私はドアの方に向き直り見ていると生物学の教師が来た

「ハサマくん、もう外真っ暗だから帰ろうか」

「それもそうだねクロマちゃん」

私は独り暮らしなので門限がないが今夜は寄り道せずに帰ることにした