白い過去(前)

何千年程経った並行未来

ハサマは一週間に一度行われる各国の集まる会議に出ていた。

会議と言ってもただの自慢と悪口大会でハサマはいつも悪口を言われていた

大体死に損ないとか老いぼれとか早く死ねとかそんな感じの内容である

怒りも泣きも言い返しもせずに死んだ目で時間が過ぎるのをただ待っていた

 

 

 

やっと会議が終わり自国の王宮の寝室で横になる

いつもならすぐに寝て翌日の昼に目覚めるのだがこの日はかろうじて気力が残っていた

観測者と声を掛けるとすぐさまノイズかかった返答があった

何カ月かぶりの会話である

疲れたと一言だけ話すと世界を滅ぼすことを提案された

 

 

それを聞くと会話を打ち切り重い身体を動かしてとにかく高いところに移動をはじめる

楽しかった頃を朧気に思い出していると大気圏ギリギリのところに着いた

葛藤などする気力すらない、腕を構えると虹色の槍型の光が生成されたが

それでも足りないとばかりに続ける