エクレア「ウマソー」
ハサマ王「やっぱりお化けになったか」
ハサマ王「…………ところでなんでハサマと似た感じになってるの?」
サンタ『この時間帯にいたのがお前だけだったし………別によくない?』
ハサマ王「その袋に危ないものでも入ってなかったらまあいいけど」
サンタ『………むむ………何を言っているんだお前は』
サンタ『この中には喜ばれる物しか入っていない』
ハサマ王「本当に?」
サンタ『確かめてみるか?』
ハサマ王「…………どうやって???」
サンタ『お前が代わりにやってこの中のものを置いていくんだよ国の奴ら全員に』
ハサマ王「やるー」
サンタ『決まりだな』
ハサマ王「……………服が変わってるんだけどこれ何?」
サンタ(inハサマ王)『終えたら抜ける』
サンタ『体調はどうだ?』
ハサマ王「変わってないよ」
ハサマ王「こういうの慣れてるしね」
サンタ『そうか』
エクレア(トナカイ)「ヴァー」
ハサマ王「エクレアちゃんはなんで飛べてるの?」
サンタ『あの姿でサンタをしている時限定だ』
ハサマ王「サンタって今ハサマがしていることをいうのかな?」
サンタ『思いやりとやらがあれば誰でもサンタになれるのだよ』
ハサマ王「そっかー!」

クロマ「Zzzzzzzzz」
モカ「Zzzzzzz……」
ハサマ王「……………仲がよくていいね君たち」
サンタ『小声にしなくてもバレないぞ』
ハサマ王「それは便利だ」
サンタ『サンタだし』
ハサマ王「すごいねサンタ」
エクレア「ヴァー」
サンタ『エクレアといったか………袋を収納できたんだなこいつ』
サンタ『なんで帽子もしまってあったんだ?』
ハサマ王「飛んでる時に落としたら困る」
サンタ『なるほど』
ハサマ王「この子が飼ってるのも贈るのに含む?」
サンタ『含む含む』
ハサマ王「中身無くならない?」
サンタ『無尽蔵だぞ』
ハサマ王「へー!!!」
サンタ『これで全員分?』
ハサマ王「うん」
サンタ『次に行くか』
ハサマ王「そんなに重くないし袋持っとくね」
サンタ『ああ』
メイム「Zzzzzzzzz………んー………Zzzzzz」
サンタ『夢見があまりよくなさそうだな…………』
ハサマ王「頭でも撫でておこうか?」
サンタ『よろしく』
メイム「…………Zzzzzz」
サンタ『腕掴まれてるんだが』
ハサマ王「これで起きてないのが凄いね」
サンタ『そうだな』
ハサマ王「ところで中身なんなの?」
サンタ『喜ばれるものだ』
サンタ『開けるなよ』
ハサマ王「うん」
ハサマ王「解けるまでこのままだね」
サンタ『離れたぞ』
メイム「Zzzzzz」
ハサマ王「よし次」
サンタ『あそこには行かないのか?』
ハサマ王「うーん………領土というよりは同盟?というか………不可侵なんだけど………」
サンタ『待っているようだ』
ハサマ王「行こう」
シュピール「そちらでは王自らプレゼントを配るのでしょうか?」
ハサマ王「こういうのは初めてだよ」
シュピール「そうですか」
シュピール「一生訪れないものかと思っておりましたがそうでもありませんでした」
シュピール「ありがとうございます」
ハサマ王「奥さんとか従者さんたちの分もあるよー?」
シュピール「こちらにどうぞ」
ハサマ王「わかったー」
シュピール「これで十分ですね後は運んでおきますので次に行って下さい」
ハサマ王「じゃーねー!」
ハサマ王「意外とやれた」
ナツメ「Zzzzzzzz……」
ハサマ王「快眠快眠」
サンタ『次に行かなくていいのか』
ハサマ王「寝顔くらいは見させてよ」
フウカ「Zzzzzzzzzz」
ナミネ「Zzzzzzzzzzzzz…………」
桃仙(とせん)「Zzzzzzz」
ハサマ王「君たちはお泊まりか」
ハサマ王「仕事ご苦労」
ヴァニタス「…………………………Zzz」
ハサマ王「机で寝るのは大丈夫じゃなさそうだけどなー」
ハサマ王「文字書いてたのか………ふむふむ」
ハサマ王「ためになるね」
サンタ『まだ?』
ハサマ王「そうでもない」
毛布に包まってるラブル「………どなたですか……」
ハサマ王「私だよーちょっとここに置いておくねー」
ラブル「…………はいありがとうございますごめんなさい」
サンタ『なにか考えてるな?』
ハサマ王「次行けるか分からないんだけど」
サンタ『どういうことだ?』
ハサマ王「ちょっと違うところにいるというかなんというか」
サンタ『問題ないぞ』
ハサマ王「え」
サンタ『マジで』
グリム「Zzzzzzzzz」
ハサマ王「えー????」
サンタ『行けただろ?』
ハサマ王「そうだね」
サンタ『好きか?寝顔を見るの』
ハサマ王「可愛いから」
サンタ『へー』
ハサマ王「また確認だけど全員に届けるんだね?」
サンタ『おう』
ハサマ王「じゃあ行こっかー」
エクレア「ヴァー」
サンタ『そこには何もないんじゃね?』
ハサマ王「なくても出てくるよほら」
ハサマ王「お邪魔しまーす」
▽ 来たか
ハサマ王「来たよ」
▽ エクレアも一緒だな ふむ
▽ で ハサマ王の中に入ってるそいつは
サンタ『サンタだ』
▽ そうか プレゼントに関しては一名追加でよろしく
ハサマ王「なんで?」
▽ 連れがいるのだが恥ずかしがり屋でね 誰かがいると出てこない
ハサマ王「いいよー」
▽ これはどうも 出口はそこだ
ハサマ王「じゃあね!」
▽ ではな
▽ もう出てきていいぞ ハサマ
▼ 私は別に恥ずかしがりやじゃないのにー!
▽ 出てきたらハサマ王が驚くからな
▼ それもそうだけどさー
▽ それよりプレゼントがきた
▼ わぁい!!!!!!
元に戻ったサンタ『はーよいしょっと』
ハサマ王「楽しかったなー」
エクレア「オナカスイタ」
ハサマ王「エクレアちゃんがすねてる」
サンタ『お疲れ』
ハサマ王「ありがとね」
サンタ『そいや』
ハサマ王「おっとと」
ハサマ王「あー二個分か」
サンタ『全員と初めに言ってたし当然だろ』
サンタ『また来るわ』
サンタ『………ところで今日だけ使える挨拶があってだな』
ハサマ王「どんなの?」
サンタ『それは…………』
ハサマ王「なるほどー」
『メリークリスマス(楽しいクリスマスを)か」
サンタ
「雪の降る夜に赤い服を着た彼もしくは彼女は寝ている者のところへ飛んできて贈り物を置いていく」という外からの伝承がチュリグ特有の現象に影響され意思や力を持ったもの。ということでチュリグにしかこの存在は現れない。今回はハサマ似の少年だった。
姿に関しては子供や老人もしくは動物など明確に定められていなかったためある程度の可変が出来る。性格についても大体そんな感じ。口調ブレは仕様。
単独でもこなせるのだが他の者の中に入ることで自身の力を一時的に贈りサンタをやってもらうことも可能(その場合は相手の同意が必要)。